ある養豚場で産声をあげた「ぴっくん」。
その養豚場の経営者 三田は、知る人ぞ知る豚丼屋の店主でもある。
三田は、ぴっくんを我が子のように可愛がり、町のイベントやお店のキャンペーン日には必ず「看板こぶた」として「ぴっくん」をみんなにお披露目した。
三田の「ぴっくん」」への愛着はそれに留まらず、近所のペットショップの看板犬、ブル・テリアの「プル」に対抗し、「ぴっくん」に洋服を着せたり、色々なものに変装させることが日々の楽しみの一つでもあった。
一方「ぴっくん」は、店主が大好きであったが、いつか食べられてしまうと思い、あるキャンペーンの日に逃げ出す覚悟を決める